『市井の昭和史 北方四島(しま)の記憶』

NPO「昭和の記憶」では、テーマ性を持たせた聴き取り活動の編纂・刊行を行っております。
平成19年2月7日(北方領土の日)刊行いたしますのでご興味のある方はご連絡ください。

『市井の昭和史 北方四島(しま)の記憶』

「昭和の記憶」ブックレットNo.8 平成19年2月7日(北方領土の日)発行

2007年2月7日「北方領土の日」に、「昭和の記憶」ブックレットNo.8を刊行いたします。タイトルは、『市井の昭和史 北方四島(しま)の記憶』――。

日本財団様の助成によって平成18年度に行った、北方四島元島民の方からの聴き取り成果を冊子にまとめました。

「昭和の記憶」ブックレットシリーズ中最大、全230ページのボリュームです。
北方四島元島民8名の方からの聴き取りに加え、北方四島の今とむかしを理解する年表・地図を掲載しました。
今までなかなか知る機会のなかった北方領土問題を知る一助に、ぜひお読みいただきたい一冊です。

内容紹介

私達にとって、知る機会の少ない北方四島。
その島に生きる人々の暮らしは、躍動的な明るさに満ちています。
サケマス漁、昆布漁、そして島ならではの年中行事。

内地から北の島へ移住したパイオニア達によって苦労の中に築き上げられた
当たり前の暮らし、当たり前の幸せがありました。

しかし、昭和20(1945)年8月。
敗戦色が濃くなった北の島々に日ソ中立条約を無視したソ連軍が侵入しました。

開拓者から二、三代目の若者達は
父祖が苦労して開拓した海を、島を、町を追われることになったのです。

今回、現在齢八十前後の方々に、当時のお話を語っていただきました。
この冊子は、その貴重なお話を「聴き書き」の形で綴ったものです。

今回お話を伺った8名は、それぞれの終戦を迎えました。
勤務していた小学校の教室にソ連兵が侵入し、二年に及ぶソ連兵との共同生活。
十数時間かけての島からの脱出。
捕虜としてシベリアへ連行され、極限状態から処刑台に上るも九死に一生を得たり、根室での空襲で肉親を亡くし、島に家財を取りに潜入しソ連兵に見つかり交渉したり…。
これだけでは紹介しきれないすさまじい体験をぜひお読みください。

そして共に感じてほしいと思います。
日本人の使命ともいうべき「継承」を自分の代で為し得なかった人たちの慟哭を。

北方領土問題に対する姿勢は、私たち日本人に突きつけられた踏み絵なのです。

内容

ごあいさつ/『北方四島の記憶』編纂・刊行にあたり/謝辞

聴き取りの記録(元北方四島島民の方8名からの聴き取り)

北方四島関連地図/北方四島関連年表

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